column

vol.16 豆の見た目と風味

 

今週の県北弁は「ジャス」。
//////////////////////////////////////////
県北弁)ジャスちゃっこくて着らいね。

標準語訳)運動着が小さくて着られない。
//////////////////////////////////////////
固有名詞(ジャージ)も変えてしまうのが県北弁の恐ろしさです。

□■□ 酸味派?苦み派? □■□

今日は真面目にコーヒーの風味について。
いや、いつも真面目な話ばかりではあるのですが、
月に一回はコーヒーの話をしておかないと
「何屋さんのサイトですか?」と思われるので。

コーヒーの風味には色々ありますが、大別すると
「酸味」と「苦み」に分けられます。
僕はそう思っているのですが、ここまでザックリ過ぎると
「もっと繊細な飲み物だ!」と怒る方もいるかもしれません。
その場合、少しコーヒーを飲んで落ち着きましょう。

その「酸味」と「苦み」、飲まなくても大体わかります。
豆を見ただけで、風味の見当をどうつけるか。
これが今回のコラムです。

□■□ ヒントはパンにあり □■□

ちょっと目を離したすきに、パンが黒焦げに…。
よくある朝の風景です。うちの場合、それは僕に
食べる権利があるというか、何というか(忖度ください)。

そのようなパンは見ただけで「苦い」という事が分かります。
それと同じなんです。コーヒーも黒々したのは苦いです。
逆に、色付きが浅い豆はどんな豆も酸味傾向の風味に。
色付きが浅いのに苦い、もしくは黒いのに酸味が強いという
事は基本的にありえません。

ちなみに焙煎が深くて黒いのに酸味に似た刺激が舌に走り、
飲んだ後のスッキリ感どころか好ましくない後味が残り続けるのは
「えぐみ=灰汁」です。

□■□ 銘柄・国名は風味を決めない □■□

よく「ブラジルは苦い」とか「キリマンジャロは酸っぱい」
のように、産地(国名)がコーヒーの風味を決めていると
イメージされている方がいます。

先ほどの「浅い色付きは酸味傾向、深い色付きは苦味傾向」に
あてはめると…「あれ??」となるのではないでしょうか。
繰り返しですが、どんな銘柄でも焙煎が浅ければ酸味傾向。
どんな銘柄でも焙煎が深ければ苦味傾向です。

コーヒーの風味の大きな部分を決めるのは焙煎です。
自分のペースで、好きな「焙煎具合」を見つけて下さいね。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGETOP